第181章 原稿を寄せる

佐伯薫は席に腰を下ろしたまま、手元に積み上がったデザイン画の束を睨みつけていた。どれもこれも、水野佑奈に突き返されたものだ。顔色はみるみる険しくなり、いちばん手前の一枚を掴むと、勢いよく投げ捨てる。

「あなたたち、いったい何をやってるの? 何回直したと思ってるのよ。……それで、まだこのザマ? こんなの持って展示会に出るつもり? 誰が買うのよ!」

バンッ、と机を叩く音が会議室に響き渡った。展示会まで残された時間がわずかだと思うだけで、焦りが喉の奥を焼く。

「猶予は五日。五日で仕上げなさい。まだこの程度なら――全員、荷物まとめて出ていって」

アシスタントたちは佐伯の怒号を浴び、そろって俯...

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